出鼻をくじかれた 2月4日に投開票される京都市長選挙を巡って波乱が起きている。 日本維新の会が推薦を決めていた、立候補予定者の元京都市議、村山祥栄氏について、架空の政治資金パーティーを開いていた疑いが浮上し、急遽推薦を取り消すこととなったのだ。 じつはこの選挙、ただの市長選ではない。国政にも関わる「2つの論点」の先行きを占う、きわめて重要な選挙だった。 その論点の一つは、京都の壁を維新が突破することができるのか、というもの。そしてもう一つは、国民民主党を離党して新党を立ち上げた前原誠司氏は存在感を発揮することができるのか、という点である。 しかし、村山氏の疑惑が浮上したことを受けて、維新も前原氏も出鼻をくじかれた形だ。 この選挙をめぐっては、1月上旬に物議を醸す数字が永田町で出回っていた。 公明党が実施したとみられる京都市長選の情勢調査だ。 調査が行われたのは12月23、24日で、その内容