今後、香港を含め、近隣のアジアの国との繋がりができることを願いつつ、このインタビューを公開します。 取材・執筆・編集:柳樂光隆 通訳:染谷和美 ◉香港ジャズの先駆者ユージーン・パオとテッド・ロー――最初のあなたの先生だったEugene PaoとTed Loは香港ジャズにおける重要人物ですよね。彼らがどんな存在なのか聞かせてもらえますか? そもそもインターナショナルに活動をしている香港人のジャズ・ミュージシャンはその二人しかいなかった。テッドとユージンは兄弟みたいな関係で、テッドが兄って感じ。テッドはバークリー音大に留学していた人だからマイク・スターン、ジョン・スコフィールドとクラスメイトで交流があった。彼の話を聞くのはいつも楽しいんだ。 僕がギターを始めたのは子供のころ。なかなかうまくならなくて、とにかく素晴らしい人たちの演奏をたくさん聴かなきゃってことでいろいろ聴いていたらその二人の音源
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