「もういっこ」の特徴について 大粒の果実とさわやかな甘さが特徴の「もういっこ」は、糖度と酸度のバランスが良く、そのすっきりとした甘さには、大粒の果実にもかかわらず、ついつい‘もう一個’手を伸ばしてしまう魅力があります。 背景・ねらい 本県のいちご生産は「とちおとめ」、「さちのか」を利用した促成栽培が中心で作付面積は約127ha(令和元年産)と東北一の産地を形成しています。しかし、これまでの主力品種である「とちおとめ」や「さちのか」は不授精果やうどんこ病、萎黄病、ハダニの発生、春先の小果実の多発などが産地の大きな問題となっていました。また、全国のいちご産地で品種の重要性が高まる中、本県でも寒冷地の気象条件に適応した大果で良食味のオリジナル品種の育成が強く求められていました。 育成経過 「もういっこ」は宮城県農業・園芸総合研究所で育成しました。平成7年にうどんこ病、萎黄病に抵抗性を有する宮城オ