日本でも「ケータイ小説」などといった形で、従来の「本」というメディアに載せることをこだわらない小説が登場していますが、イギリスの Penguin Books が Google Maps で小説を発表するという実験を行っています: ■ We Tell Stories - 'The 21 Steps' by Charles Cumming 小説の新しいスタイルを模索しようと、Penguin Books が始めた企画"We Tell Stories"の第1弾がこちら。We Tell Stories は6人の作家による6本の作品を、6週間で(無料で)発表するという試みで、それぞれユニークなメディアを通じて作品を読むことができます。で、第1弾の"The 21 Steps"を載せるモノとして選ばれたのが Google Maps。アクセスすると、次のような画面が表示されます: これはまさしく Googl
この本を読みはじめて、少し前に見たワイドショーの一場面を思い出した。 有名な噺家と元歌手というカップルの離婚会見の模様だ。金屏風の前で笑顔をふりまき、ギャグを飛ばす元妻。「離婚」という人生の重大な局面におよそ似つかわしくない、浮ついたテンション。そのはしゃぎっぷりに異様なものを感じたのは、きっと私だけではなかっただろう。見てはいけないものを見てしまったような後味の悪さが残った。 読み終わって、なるほどと思った。不快を引き起こした正体、あれはそう(躁)だったんですね、と。 『問題は、躁なんです』は、精神科医・春日武彦氏の最新刊である。『病んだ家族、散乱した室内』『不幸になりたがる人たち』など、現代人が抱える数々の精神病理に切り込んできた著者が、なぜいま「躁」をとりあげるのか。前書きには、 〈うつがあれば、躁もある。ただし躁が取り沙汰されることは少ない。躁病のみを取り上げた一般書もない。これに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く