環境Eco選書1「日本の昆虫の衰亡と保護」 監修:石井 実(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科) A5判 328頁 定価:本体3,333円+税 ISBN978-4-8326-0721-7 (「はじめに」より)本書は,このような昆虫類の生息の現状を広く伝え,日本の自然の状況や今後の昆虫類の保全のあり方について考える機会を提供することを意図して企画された。全体を3部構成とし,第1部では,日本の昆虫の現状と保全について包括的な視点から概説した。第2部では,特定の種や種群の昆虫を対象に,生息の現状や生息場所の保全について報告や提言を行った。第3部では,近年,顕在化した温暖化や化学物質,外来生物,野生獣の増加などの昆虫類への影響について解説した。 【本書の目次】 ●I-1.レッドデータブックからみた日本の昆虫の衰退と危機要因(石井 実)/2.日本のチョウ類の衰亡と保全(中村康弘)/3.日本のクワガ
『自然再生ハンドブック』がついに出版された。奥付は昨年のクリスマスイヴ。私にはまたとないクリスマスプレゼントになった。もっと早く紹介記事を書きたかったのだが、年末・年始から今日まで、その時間がとれなかった。 今日は、「自然再生事業指針策定に向けての熱い一夜」からちょうどまる6年後にあたる。この合宿を経て策定した指針原案を、3月の日本生態学会大阪大会での公開討論にかけた。そのときに、どのような意見が出されたかについては、私のウェブサイトに記録を残している。公開討論での意見を取り入れて最終的に完成した「自然再生事業指針」を保全生態学研究に発表した。 あれから6年。ついに完成した『自然再生ハンドブック』には、全国で自然再生事業に関わってきた多くの方々の経験と知恵が集約されている。 自然再生ハンドブック 日本生態学会(編) 矢原徹一。松田裕之・竹門康弘・西廣淳(監修) 地人書館 4000円 ISB
待望の(?)潜葉虫(せんようちゅう)に関する本が出ました。 絵かき虫の生物学 目次 絵かき虫の生物学(序論) I. 絵かき虫の分類・多様性 コウチュウの絵かき虫 葉に潜るハエとその進化史 潜葉性をもつガ類の多様性 ハチの絵かき虫 II. 絵かき虫の生態 チョッキリ類の産卵加工と潜葉性 チビガ科の潜葉習性 ヤナギ類に潜るコハモグリガ ハモグリガの卵塊サイズ:卵をいくつ産むべきか? 潜葉虫の産卵場所選択:葉をめぐる幼虫間の争いを避ける 潜葉虫の防衛と寄生蜂の寄主探索行動 ハモグリバエ科野菜・花卉害虫の寄生蜂群集 絵かき虫は葉を緑に保ち、老化を防ぐ?ー「緑の島」の形成と早期落葉の抑制ー III. 絵かき虫の種分化・進化 絵かき虫が描く絵の意味 クルミホソガにおけるホストレース分化は種分化に寄与するのか? カンコノキを送粉するハナホソガ 潜葉生活への数奇なる適応 IV. 参考資料 資料1:本書に掲
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く