長崎県佐世保市の水族館「海きらら」が、国内で初めて確認されたクラゲの採集、繁殖に成功し、夏休みに合わせて展示を始めた。 新種の可能性もあり、同館が調査を続けている。 クラゲは傘の大きさが直径2~3センチで、同館職員が昨年3月、同市沖で調査中に見つけた。栄養分の摂取などに使う放射管などの特徴から、国内では発見例のない「オクトフィアルシウム属」の一種とみられることが判明した。 同館は約1年間、繁殖に適当な餌や水温などを研究。これまで確認されている同属の8種類のクラゲに該当するかどうか調べており、年内に和名を決める予定。