大粒ホッキ、狙い撃ち 伝統の「突き採り漁」、北海道・北斗で開始 (06/20 09:50、06/20 10:58 更新) 4本のツメが付いたヤスで海底から次々と取り上げられるホッキ貝=19日午前9時30分、北斗市七重浜(石川崇子撮影) 【北斗】漁師が長さ4~5メートルの棒の先端に4本のツメが付いた「ヤス」で磯舟から海底を突き、砂の中から一つずつ貝を挟んで取り上げる、全国的にも珍しいホッキ貝の「突き採り漁」が北斗市の前浜で始まった。 上磯郡漁協上磯支所所属の磯舟35隻が毎朝8時半から3時間出漁し、直径9センチ以上の貝だけを水揚げする。狭い漁場の資源枯渇を防ぐため、あえて昔ながらの採りにくい方法を守っている。<北海道新聞6月20日朝刊掲載> 前の記事 次の記事