アベノマスク「国民から感謝も」 立憲議員の批判に田村厚労相 2020年11月30日17時17分 30日の参院本会議で、安倍政権が新型コロナウイルス対策として配布した「アベノマスク」の評価が議論となった。立憲民主党の古賀之士氏が「古今東西、まれに見る残念な政策」とこき下ろしたのに対し、田村憲久厚生労働相は「国民から感謝やお礼の声もいただいている」と反論した。 「泥縄の結果オーライ」 アベノマスク、首相周辺独走―コロナ対応で民間検証 アベノマスクをめぐっては、4月から郵送を開始したが、一部に不良品が見つかり、配布に手間取るなどした。古賀氏は質問で「虫が混入した不良品の回収を含めどのくらいの予算を使い、どのような効果があったのか」とただした。 厚労相は「布マスクは洗濯することで繰り返し利用できるため、急増するマスク需要の抑制に有効と考えた」と強調。約1億2000万枚に約260億円の予算を充てたと