【ニューデリー=永田和男】インド西部の商都ムンバイで26日夜(日本時間27日未明)、高級ホテルや病院、鉄道駅など計10か所前後がほぼ同時に、銃撃や爆弾によるテロ攻撃を受け、ロイター通信によると、27日午前までに計101人が死亡、280人以上が負傷した。 日本政府関係者によると、日本人男性2人が銃撃に巻き込まれ、うち1人が死亡した。三井丸紅液化ガス(本社・東京)企画室によると、死亡したのは、同社関東支店課長の津田尚志(ひさし)さん(38)。市内のトライデントホテルで、脇腹や脚などを銃撃された。同行していた東北支店長の結束(けっそく)達也さん(44)もかすり傷を負ったという。 インドのPTI通信によると、最初の襲撃は市南部のレストランで午後9時半(日本時間27日午前1時)ごろ発生し、続いてホテルや病院などが襲われた。犯行グループは、自動小銃「AK―47」や手投げ弾を持っているのが目撃されている