【最先端の鬱治療とは(1)】思いもしなかった結果が…大脳血流で鬱診断「光トポグラフィー検査」 産経新聞 3月31日(火)11時0分配信 職場で強い不安、悩み、ストレスを抱えている労働者が増えている。平成25年度には精神疾患を原因とする労災請求件数が過去最高を記録。26年上半期をみても企業が雇用する精神障害者の割合が急増した。精神疾患の中でもとくに鬱病は最低でも4、5カ月の治療が必要とされ、職場からの長期離脱を余儀なくされることも多い。早期復帰には適切な診断、治療が不可欠だ。一昨年に鬱(うつ)症状と診断され休職を経験した記者が最先端の精神医療をリポートする。(産経デジタル 長浜明宏) 【グラフィック】症状ごとの脳透過図のイメージ 「『あ』で始まる言葉は?」。静かな個室に置かれたモニターの指示に従って「頭」「あんず」と思いついた名詞を口に出して挙げていく。赤と青の端子がたくさん付いたヘッドギ