もーすぐ、 夏が来るね、 ハゲッシー君☆ ホントだねぇ~! 夏が来るね! ボク、楽しみなんだ!! なんでか分かる~? え~? なに~? だってさ! 楽しみじゃない! シオリちゃんと、 ボクの二人の夏が始まるんだよ?! もう~☆ なによそれぇ~☆ わたしたち、 まだ付き合ってもないんだからね☆ えへへ☆ そうだったよね~! 僕たちの夏はこれからさ! はははっ☆ シオリちゃんとハゲッシーは、 夜の街へ消えていった。 …。 おう。 朱雀じゃねえか。 どぅした? こんな夜の街で? ちっ。 カップルどもが。 面白くねぇな。 お前、 そんなことで、 イラついてんのかぁ~? あいかわらず、 めんどくせぇやつだなぁ~。 夜の街を歩けば、 どいつもこいつも…。 チッ。 女がいないと、 せっかくのイケメンが台無しだぜ。 なあ、お前。 なんなら、今から俺と、 ムフフな店で遊んでくるか? ちょうど今から、行くとこ