中学校での武道必修化、子どもの柔道事故に懸念 【1月9日 AFP】 2012年度から中学校で柔道などの武道が必修となる。 その一方で学校での柔道の練習中に死亡する子どもの数は年平均4人以上というデータがあり、 安全対策が十分なのか疑問視する人もいる。村川義弘(Yoshihiro Murakawa)さんもその1人だ。 滋賀県の中学校に通っていた村川さんのおい、村川康嗣(Koji Murakawa)くん(当時12)は、 2009年7月に過酷な練習が原因で死亡した。康嗣くんにはぜんそくの持病があり、入部の際には母親が学校側にその旨を伝えていた。 しかし生徒たちの話によると、康嗣くんは事故当日すでに疲れ果てていたにもかかわらず、年上の生徒と顧問を相手に乱取りをさせられた。最後に投げられた後に康嗣くんは意識を失って重体となり、その1か月後に死亡した。 村川さんは「要因は複数ある。(指導者の質の問題と