ブックマーク / nikkeiph.com (4)

  • まともな上司は組織に疲れて退職する

    我が社の営業部エースであり、従業員からの信頼も厚かった杉内さんは私の入社後2年ほどで退職されます。その過程を描いてみました。 我が社の管理職会議は社長の茶坊主と化した総務部長らの独演会でした。社長のお墨付きを得た提案に反対できる空気は無く意見があまり出ない会議でした。そんななか唯一現場の意見を吸い上げ、積極的に発言していたのが杉内さんでした。しかし杉内さんは、ある時期から会議でもほとんど意見を言わなくなり、他の管理職と同様に座っているだけになっていくのです。 その訳は社長派の提案に修正案を出したり議論を重ねても茶坊主達に却下され「何をやっても無駄」という境地に達したからと杉内さんは打ち明けてくださいました。そして「意見を出すことに疲れたんだ」と仰ったのが印象的でした。こんなこともあってか杉内さんは転職してしまいます。 なお杉内さんは、社長派が導入を推進していた「営業ノルマを上げると従業員の

    まともな上司は組織に疲れて退職する
    Utasinai
    Utasinai 2014/03/06
  • 意識が高いだけの起業セミナーに行った話

    私はベンチャーキャピタルに勤めていましたので、起業家がクライアントになります。 そんな訳で起業家の卵が集まるはずの起業セミナーに潜り込んだ感想を漫画にしました。 特にパワハラではありませんよ。 起業セミナーが上記のように全てつまらない訳ではありませんが 中には、このような自己啓発っぽいセミナーもあったということです。 まず私がセミナーに行って驚いたのが、常連客がいたことです。 何度も起業セミナーに参加するだけで、起業はしないのかな?と疑問でした。 セミナーの内容は、資金繰り計画の立て方や、出資の引き出し方など具体策は無く この日はブルーオーシャン戦略の話だったのです。 ブルーオーシャン戦略の原書に近いを読んだ訳ではないので正確には知りませんが レッドオーシャン(既存市場)を避けブルーオーシャン(未開拓)市場で戦え!という考え方は わかるのですが、それを事業にどうやって落とし込むか、それが

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    Utasinai
    Utasinai 2013/07/03
  • 団塊「俺は英語出来ないけど若手はTOEIC800無いと出世させないからな」

    この部長は、次期役員のポストをゲットするべく人件費削減という課題に取り組んだ結果、 難関資格取得を昇進条件にして人件費を削減する案を提案してきました。 なお対象はヒラ従業員のみであり、既に管理職である人には影響無しという ヒラ従業員にとって理不尽極まりない鬼畜な人事案でした。 しかし管理職会議にて佐川さんより「現管理職にも資格取らせろよwwww」 という、ぐうの根も出ない正論により難関資格を持っていない部長は狼狽えます。 総務部長としては資格取得を核にした人事案を華々しくブチ上げた手前、 引っ込めることも出来ず、資格取得奨励金制度なるものの制度制定に繋がったのです。 (同様の制度は既にあったのですが使い勝手が悪かったです) なおこの佐川さんは以下の話で役員になれなかったものの社内では人望のある人でした 世界よ、これが日の役員決定方法だ! 続・世界よ、これが日の役員決定方法だ! 明日から

    団塊「俺は英語出来ないけど若手はTOEIC800無いと出世させないからな」
    Utasinai
    Utasinai 2013/05/24
  • 世界よ、これが日本の役員決定方法だ!

    仕事の才能が全くない役員が、何故管理部の役員になったのかという話です。 なお漫画中に出てくる車が若干おかしいですが、描けないものは描けないのです(悲報 当時、役員候補として佐川さん(仕事できる人)と渡辺さん(無能畜生)が ノミネートされておりました。 交代する役員がこれら候補者より後任を選ぶというローカルルールであり 当時の役員は悩んだそうですが、普段からゴルフ仲間で、奥さん同士も仲が良かったという 私的な理由で、渡辺さんを後任役員に推薦するのです。 当時の役員と渡辺は、たまたま家が近かったためゴルフ仲間となり、 奥さん同士もたまたま故郷が近かったことから友達となったらしいです。 もし二人の家が遠かったならば、佐川さんが役員になり会社は良い方向になったかもしれません。 なお渡辺は役員になった後、社内を足の引っ張り合い状態にさせる成果主義の導入や ノルマ大幅増によるモラルハザードを引き起こす

    世界よ、これが日本の役員決定方法だ!
    Utasinai
    Utasinai 2013/04/24
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