日本は人権後進国であるらしい。 敗戦国であるから、人権を指導される立場にあるのだろうし、国民に主権はないと言いながら戦争をやり、敗戦してマッカーサーが日本人に憲法を書かせようとしても、誰も国民主権に基づいた草案は書かなかった。 天皇陛下(大元帥陛下)の大権は絶対的であるというのが、その当時の日本人の立場であった。 やむを得ず、マッカーサーが国民主権に基づいた憲法を作り、昭和天皇に人間宣言をさせたのだが、いまだに日本では国民が主権者という意識が希薄なのであろう。 しかし不思議なことに、人権意識が高いはずの欧米では犯罪率が高いのである。 逆に日本の治安のよさはよく知られる。 これは人権が反道徳的であることに根ざしている。 日本人は人権(権利)ではなく、道徳(義務)から物事を考えている。 人権と道徳は対立概念なのである。 教育に関しては、人権意識の低さはさほど影響があるわけでもない。 日本人のノ