私は、中3の夏休み小学校2年生時から私を育んでくれた五島列島を親の転勤で去らなければならなくなった。学校の担任の先生は、私の送別会も兼ねて夏休みの間にキャンプをクラスの皆んなですることを企画してくれた。 皆が、朝から集まり。私が中1の時より好きなあの娘も来ていた。軽くジョーダンを彼女にかけながらフザけて集合場所まで行く。 午前中は、レクリエーションや何やらをして過ごし、昼ごはんは親たちからの差し入れが届いた。 昼からは、キャンプ場の隣にある、蛤浜での海水泳主の自由行動だ。私は、結局、小2から中3まで五島列島に住んでいて、まともに泳ぐことができなかった。というのも、小3の夏休み、母と来ていたここ蛤浜で沖にいたフェリーの進む高波にさらわれて溺れたのをきっかけに水が怖くなったのである。 ひとりぼっちで、さみしくない? だいじょうぶ。 まわりのみんなが やさしくまもってくれてるから。 すこしさきに