しかし1991年に個人事務所を立ち上げると、1994年にはジャニーズ事務所から完全に独立。マスコミによるジャニーズへの忖度によってテレビ業界から距離を置くこととなった。 独立直前に長女誕生を受けて開いた記者会見での「僕ぐらいビッグになっちゃうと」発言や、トップアイドルから一転して大バッシングを受けたことなどは、今でも芸能史に残る大事件となった。 だが独立から26年たった今も、田原はファンのために歌い、踊り続けている。そんな芸能界の酸いも甘いも知りつくした田原の目に、退所が相次ぐ最近のジャニーズ事務所はどう映るのだろうか。「独立後に見えた世界」、そして「ジャニー喜多川との思い出」を語ってもらった。 脚をこの角度で上げることが、田原俊彦でい続けること ⒸJ-BRAVE 「辞めるの遅すぎるよね、みんな」 ――近年、ジャニーズ事務所を退所して独立していくタレントが後を絶ちません。元SMAPの中居正