今日は、初夏のような青空の日だった。で、昨年夏公開の青空が印象的なこの映画をDVDで観た。いまさら僕が言う必要もないのだけど傑作。脚本の瑞々しさと演出の組み立ての緻密さ、そして作画の活き活きとした躍動感。一級の夏の記憶の映画。 既にネットに限らず、あちこちで語られ、きっとこれから書くことはどこかで既に語られていると思いつつ、僕が一番この映画で書きたくなったポイントについてメモ。 ★★★★★ ネタばれ 注意 ★★★★★ これらの絵は映画を観られた方なら、説明はいらないかもしれない。 左から、①細田版『時かけ』の青空 ②「玄奘三蔵像」 ③「白梅ニ椿菊図」 ④「隠岐配流図屏風」。②~④はDVDの48minの時点で、主人公紺野真琴が芳山和子といっしょに国立博物館「アノニマス 逸名の名画」展を観るシーンで登場する作者不詳の絵画である。 この映画でキーとなるのが③「白梅ニ椿菊図」。芳山和子が映画でこの
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