調査会社ガートナーのリサーチ担当副社長カール・クローンチ氏は、11月下旬に同社が開催したデータセンターに関する年次カンファレンスで講演し、2007年に注目すべき10大技術について説明した。同氏によると、2007年には仮想化やグリッド、液体冷却などの技術が、データセンターの運用方法に最も顕著な影響を与える見通しだ。 サーバ仮想化の3つの形態 クローンチ氏は、データセンター担当者は来年、仮想化を3つの形態で利用するだろうと述べた。1つは現在主流の「分割」という形態だ。これは1台のハードウェアを複数の仮想マシンに分割し、その上で複数のOSイメージを利用することで、サーバの使用率を高めるというものだ。 もう1つの形態はクローンチ氏が言うところの「テレポーテーション」(瞬間移動)で、これは仮想イメージをそのコードの実行中に別の物理マシンに移動するものだ。講演中に行われた聴衆への質問調査では、聴衆の2
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