携帯電話業界では番号ポータビリティ(MNP)の競争が進行中だが、その一方で、着実に成長しているのがPHSキャリアのウィルコムだ。同社はマイクロセル型ネットワークを持つ強みをいかし、音声定額をはじめとする独自のサービスを展開してきた。 12月26日に掲載した前編に引き続き、ウィルコムである喜久川政樹氏のインタビューをお届けする。 ウィルコムならではのスマートフォン 2006年を振り返ると、日本市場でもスマートフォンが注目された年であった。その最右翼がウィルコムの「W-ZERO3」と「W-ZERO3 [es]」であり、前者は発売後しばらく品薄になるほどの人気を見せた。一方で、携帯電話業界でもドコモ、ソフトバンクモバイルが相次いでスマートフォンを投入。欧米のホワイトカラーに人気の「BlackBerry」や、W-ZERO3と同じくWindows Mobileを搭載するHTCの「hTc Z」「X01
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