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少々時機を逸した感はあるんだけど、少しだけ言いたいことがあるので書いてみる。 ITmedia News:「Google八分、知ってますか?」眞鍋かをりが“国策検索”アピール 同ビデオではまず、Googleの検索結果から特定のWebサイトが表示されなくなる「Google八分」を紹介。中国政府が検閲対象とした情報や、国内の告発サイトがそれぞれGoogle八分にあったと語り、「検索結果が海外の特定企業に決められることがどれだけ怖いか分かるだろうか」と訴える。 国産検索エンジンはなぜ必要なのか?--経産省担当者に聞く:インタビュー - CNET Japan --NutchやNamazuなど、オープンソースの検索エンジンも存在しますが、これらを使うこともあるのでしょうか。 使えるものがあれば可能性はあります。ただ、単純にオープンなものがいいのかという点は考える必要があります。信頼性の問題や、手なおし
「情報大航海プロジェクト」が、CEATECで眞鍋かをりを使って「グーグル八分」のデモを行い、「検索結果が海外の特定企業に決められるのは怖い」と訴えているらしい。この「日の丸検索エンジン」には、経産省が来年度50億円の予算を要求している。そういう公的なプロジェクトが、特定の企業を名指しで攻撃するほうがよっぽど怖い。これは、日本政府はグーグルを日本から排除するという意図を示しているのか。 かりにグーグルが特定のサイトを排除しているとして、官製検索エンジンはそういうことをしないという根拠があるのか。グーグルは邪悪で日本政府は善良だ、と政府が考えているとすれば、おめでたいというしかない。現実には、国家のほうがいろいろなフィルターをかけ、「危険」なサイトを差別するおそれが強い。グーグルが不正をしたら、ヤフーに切り替えればすむことだ。競争が機能している限り、ユーザーは何も困らないのである。
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