宗教団体やスピリチュアル団体には、社会の不特定多数の人々に対して接点をもとうとして活動する以上、社会的責任がつきまとう。だから、そういった集団は、部外者からの好奇の目や批判から逃れることはできないし、逃れるべきでもない。宗教団体等が不特定多数の部外者をいじる存在なのだから、当然、我々部外者だって彼らをいじりたい。 だからいじる。これが本連載の趣旨である。 幸福の科学を母体とする宗教政党「幸福実現党」が5月14日に東京で行った原発賛成デモは、すでに本紙<「天罰だ!」「原発を止めるな!」幸福の科学がデモ>で報じた。このデモの無神経さは、それだけで幸福の科学の社会性の無さを指摘するには十分すぎる。 しかし実際にデモに参加してみると、少し違った側面の問題も見えてくる。 「原発はクリーンエネルギーだ」と叫ぶデモに、筆者たちは防護服姿で参加した。バカにしていると思われて当然の行為だ。叱られてつまみ出さ