NHKの「視点・論点」で、東京工業大学名誉教授の和田 章先生が『熊本地震 建物被害からの教訓』と題して話しをされている。その中に、スマホで固有周期を調べる方法が述べられている。 熊本地震は4月14日夜の前震で始まり、その後何度も余震があり、16日未明に本震が起き、さらに次の地震が続いています。このように、波状的に襲ってくる地震動は、現行の耐震設計では考慮されていません。 このたびの波状的地震動は、地盤を緩めただけでなく、崩れかけた木造建築を破壊しました。次の日の夜に大きな地震が襲うとき、無数の建築の応急危険度判定は間に合いません。建築には人々が住んでいますから、一度目の地震のあと、避難していた人々が損傷度を知らずに住宅に戻ってしまうことが大きな問題です。 一つの方法として、皆様がお持ちの「スマホ」を使って建物の固有周期を調べる方法が使えます。地震のない普段の時に2階の床にスマホを置いて固有