任天堂が来年2月に発売予定の「ニンテンドー3DS」には、シェーダ機能をハードウェア内蔵とした国産GPU「PICA200」が採用される。主流のプログラムシェーダではなく、制限のある固定シェーダを採用した理由について、岩田聡社長は「消費電力と表現力のバランスが良いと思った」と説明した。 10月末に開いた同社決算説明会の質疑応答で、PICA200と固定シェーダを採用した理由について問われて答えた。 同チップの提案を受けて「それで良いのではないか」と決定プロセスに関わったという岩田社長は、同チップによる固定シェーダ採用の利点として消費電力と表現力のバランスを挙げ、「未来永劫にこの方法がいいのかは分からないが、今の段階ではバランスはこれがいいのかなと考えた」と述べた。 3Dグラフィックスに陰影などを付けて表現力を高めるシェーダ(Shader)をソフトウェアで実装するプログラマブルシェーダに比べ、使え
![「ハードの目利き力」──「ニンテンドー3DS」が固定シェーダを採用した理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/186ca1d40939ae0f9fbc2ed5bb87e08592abd718/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1011%2F02%2Fl_sk_nintendo3ds.jpg)