そえがき 前表に定めたもののほか、おおむね次の各項による。 はねる音「ン」はすべて n と書く。 はねる音を表す n と次にくる母音字または y とを切り離す必要がある場合には、n の次に ' を入れる。 つまる音は、最初の子音字を重ねて表わす。 長音は母音字の上に ^ をつけて表わす。なお、大文字の場合は母音字を並べてもよい。 特殊音の書き表し方は自由とする。 文の書きはじめ、および固有名詞は語頭を大文字で書く。なお、固有名詞以外の名詞の語頭を大文字で書いてもよい。 内閣訓令第一号 各官庁 ローマ字のつづり方の実施について 国語を書き表わす場合に用いるローマ字のつづり方については、昭和十二年九月二十一日内閣訓令第三号をもってその統一を図り、漸次これが実行を期したのであるが、その後、再びいくつかの方式が並び行われるようになり、官庁等の事務処理、一般社会生活、また教育・学術のうえにおいて、多