自営業者などが加入する国民年金の保険料の納付率を高めようと、厚生労働省は、保険料の割引制度を拡充し、来年4月から、口座振替で2年分の保険料をまとめて前払いすれば、年間で7200円程度を割り引く制度を導入することになりました。 自営業者などが加入する国民年金の保険料の納付率は、平成24年度は59%で、7年ぶりに前の年度を上回りましたが、依然として60%を割り込む状況が続いています。 厚生労働省は、保険料の納付率を高めるため、現在、毎月分を口座振替で月末までに支払ったり、6か月分、1年分をまとめて前払いすれば、保険料を割り引く制度を設けており、1年分を口座振替で前払いした場合、2.1%、金額にして3780円を割り引いています。 これに加え来年4月からは、2年分の保険料をまとめて口座振替で前払いすれば4%程度、今年度の月額の保険料で計算した場合、年間で7200円程度を割り引く制度を導入することに