エジプト・カイロ(Cairo)市内で、軍に解任されたムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領の写真を掲げるモルシ氏支持派の男性(2013年7月4日撮影)。(c)AFP/AMRO MARAGHI 【7月5日 AFP】2012年7月、エジプト初の民主的選挙で同国のイスラム主義組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」出身のムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)氏が大統領に選出された。同胞団は創設から80年以上も、この日を待ち望んでいた。だが、それからわずか1年にしてモルシ氏は大統領の座を追われることになった。アナリストらは、非はムスリム同胞団自身にあると指摘する。 反モルシ派は、モルシ氏がムスリム同胞団に権力を集中させたため、独裁体制だったホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)政権の崩壊を導いた2011年の市民革命を実らせることができなかっ