11月3日の「文化の日」を「明治の日」に改めてはどうか-。10日の衆院内閣委員会で祝日法改正に関する質問が飛び出し、菅義偉官房長官は議員立法による改正を念頭に「国民の理解が大事。各党各会派が議論し、まずは(改正に向けた)雰囲気をつくってほしい」と期待感を示した。 質問したのは日本維新の会の遠藤敬氏。平成19年に昭和天皇の誕生日にあたる4月29日を「みどりの日」から「昭和の日」に改めたことから、明治天皇の誕生日にあたる11月3日も「『明治の日』に改めなければ首尾一貫しない。明治は近代化を進めた輝かしい時代だ」と訴えた。 かつて昭和の日制定推進の議員連盟に参加していた菅氏。祝日法改正の“先輩”として「国民の理解をいただき、『昭和の日』を制定できたことを思い浮かべながら、政府として議論を待ちたい」とエールを送った。