教育改革国民会議は2000年に当時の森喜朗首相の下で首相官邸に設置され、教育制度改革を議論していた諮問機関です。同年12月に最終報告を取りまとめるまでの間、森首相が強く提唱していた「奉仕活動の義務化」など様々な課題がこの会議で議論されていました。当時の議事録や資料は首相官邸のサイトで現在も公開されているのですが、それらの資料の中でも公開当初からネット上でひときわ注目を集めたのが『1.子どもへの方策』と題する文書( http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html )です。 この『1.子どもへの方策』は「人間性」をテーマとする会議の第1分科会で第4回の資料として、第1回から第3回までに委員から出された意見を事務局が個条書きにして取りまとめたものですが、以下のように一部を抜粋してみただけでもとにかく内容が振るって