本連載も、今回でいよいよ最終回となります。今回は、テスティングフレームワークやライブラリの中で近年よく使われるようになってきたものを紹介していきます。 本連載が始まった2008年6月は、Scala言語そのものが注目され始めた時期で、ライブラリは未整備でした。オープンソースのScalaライブラリは少なく、何かしようと思うとJavaのライブラリを直接呼び出すか、ラッパーを自分で書く必要がありました。 翻って現在、完全に成熟しているとはいえないものの、多くの実用Scalaライブラリが登場しています。HTTPクライアント、JSONライブラリ、O/Rマッパ、I/O、コマンドラインパーザ、Webアプリケーションフレームワーク等がいくつも存在しています。 Scalaの主要なライブラリは、前回紹介したビルドツールsbtのビルド定義ファイルbuild.sbtに、どのライブラリのどのバージョンに依存しているか
![第24回 Scalaをとりまく開発環境/ツール(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)