ブックマーク / note.com/takeuchi_kazuto (2)

  • 論文紹介 なぜソ連は1979年にアフガニスタンに侵攻したのか?|武内和人|戦争から人と社会を考える

    1979年12月、ソ連は国境に集結させた部隊をアフガニスタンの領域に侵攻させ、アメリカを含めた西側諸国を驚かせました。この時のアフガニスタンで革命評議会議長として権力を掌握していたのはハフィーズッラー・アミーンでしたが、彼は12月27日に大統領宮殿でソ連の国家保安委員会が送り込んだ特殊工作員によって暗殺されました。アメリカは、このソ連の軍事行動に対して反発し、安定の方向に向かっていた米ソ関係は1979年以降に新冷戦と呼ばれるほど悪化の一途を辿ることになりましました。 冷戦終結後、ソ連がアフガニスタンに侵攻するに至った理由を探るために、さまざまな調査が行われています。その研究は今でも続いていますが、ソ連の首脳部、具体的にはソ連共産党政治局でアフガニスタンに侵攻するという選択肢はもともと避けるべきだという見解が支配的だったことが分かっています。しかし、1979年の間に相次いで発生した政変で政治

    論文紹介 なぜソ連は1979年にアフガニスタンに侵攻したのか?|武内和人|戦争から人と社会を考える
  • 指揮官の無能さを心理的に分析する『軍事的無能の心理学』(1976)の紹介|武内和人|戦争から人と社会を考える

    軍事史では、平時に高い地位についた軍人が、戦時にひどい失敗を重ねた事例が数多く記されています。このような軍人は一軍の司令官として大きな権限を持っているにもかかわらず、戦地で発生した問題を適切に解決できず、何ら有効な手を打たないか、あるいは非現実的な対策を講じて事態を悪化させ、軍隊に損失を与えます。 このような事象が起こる要因に関しては、軍事社会学や軍事心理学の分野で議論されていますが、ひときわ大きな影響を及ぼした研究者の一人にノーマン・ディクソン(Norman Dixon)がいます。第二次世界大戦(1939~1945)に陸軍将校として従軍した経験を持つイギリスの心理学者であり、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの教授を務めました。彼の『軍事的無能の心理学』(1976)は出版された当時から多くの論争を引き起こした著作として知られています。 Dixon, Norman. 2016(1976)

    指揮官の無能さを心理的に分析する『軍事的無能の心理学』(1976)の紹介|武内和人|戦争から人と社会を考える
    WildWideWeb
    WildWideWeb 2022/09/19
    山本七平氏は「その後の世論」に汚染されてない現場の証言(物理的に影響を受ける可能性がなかった)に非常に価値を置いていた。ユダヤ人なりすまし批判もあるが、その部分は自分も依拠してる。
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