ソニーの社長兼会長になるハワード・ストリンガー氏=2日、東京都港区港南1丁目のソニー本社、福岡亜純撮影 ソニーのハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)が朝日新聞のインタビューに答え、「会社が生き延びるために戦うことが私の最大の課題だ」と話し、業績の立て直しに不退転の決意でのぞむ考えを示した。09年度に2500億円のコストを削減する計画に対して「3千億円は可能だ」としてリストラを加速させる。 4月にストリンガー会長が社長を兼ね、中鉢良治社長が副会長に就く人事については「引責ではないし、今回の事態で誰かのせいだと責めるつもりはない」と、中鉢社長の引責辞任を否定。自身の責任については「電機メーカーすべてが厳しい状況にある。他社が何も決定しない段階でいち早くリストラに着手した。私の仕事はソニーを救うことだ」と答えた。 目の前の課題として「ネットワークやサービスで製品の新しい価値