2010年10月16日00:00 カテゴリ社会・世界情勢メディア デマとしての中国のレアアース「禁輸」 中国が世界市場をほぼ独占しているレアアースを、尖閣騒動へのいやがらせの一環として、日本向けは禁輸状態にした、まだ禁輸が解けないと、連日、政府が発表し、メディアが報じています。ところがこれ、とんだ言いがかりかも知れません……いえ、言いがかりです。 たしかに中国はレアアースでは「世界シェアの95%を占め……日本は世界の需要量の半分を占めるが、ほぼ100%を中国に頼っている。だが、今年は、中国の輸出政策の転換からなのか、その4分の1にも満たない3万8000トン程度しか輸出されない見込み」という現実があります(中国ニュース通信社 「Record China」、もとはこちら)。 ところが、ここで「今年」と言っているのは2009年、去年のことなのです。輸出政策の転換には、環境問題が影響しているそうで