宮崎駿監督の引退会見(4)です。最後に「『風立ちぬ』のあとをどういう風に生きるか、これはまさに今の日本の問題だ」と語りました。 奥様は「ふん」 記者:監督が引退を決定したことを奥様にどのように伝えたのか。奥様はどういう反応。 子どもたちに「この世は生きるに値する」と伝えたかったと言っていたが、2013年のこの世の定義も変容したのか。 宮崎:家内には「こういう引退の話をしたという風に言いました。お弁当は今後もよろしくと言ったら「ふん」と言われました。常日頃、この年になって弁当を作っている人はいないと言われておりますので、まことに申し訳ないと思っているのですが、またよろしくお願いしますと。というのは、もう、外食が向かない人間に改造されてしまったんです。 ずっと前にしょっちゅう行っていたラーメン屋に行ったら、あまりのしょっぱさにびっくりして。 また、「この世は生きるに値する」については、自分が好