フジロックから引き起こされた音楽と政治をめぐる問題について、社会学的に考察してみたいと思う。 (わたしは社会学を学ぶ大学生である) まずは、フジロックをめぐる状況の整理、そしてロックの歴史的背景を確認する。次に、ネット上の言論をピックアップし、それぞれの発言の位置づけを行う。最後に、社会学的見地から考えたことを述べる。 フジロック2016をめぐる状況 フジロックという音楽フェスティバルに、現在の政権や集団的自衛権への批判を表明している人々が出演することを受けて、ネットでは「音楽に政治色を持ち込まないでくれ」という非難の声が上がっている。 【大荒れ】フジロックに津田大介、奥田愛基が参加へ!ネット上では賛否両論!「音楽の政治利用」と批判する声も!|情報速報ドットコム 「音楽の政治利用」の声に対する批判 そのような声に、「そもそもロックとは反体制なんだ」という批判が起こっている。 matome.