音がしないのに確実に起きられる、という目覚まし「自動起床装置」が売れています。元々、絶対に寝坊できないJRの乗務員や消防士らが宿直などで使っていましたが、最近は個人からの注文も増え、在庫切れになるほどの人気です。 【動画】布団がむくむくと…「もう絶対、あれがあれば起きます」JR駅員が証言する「自動起床装置」 音がないのに起きられる…そのヒミツは、設定した時間に敷布団の下の袋がふくらむ仕掛けにあります。 ベッド脇に置かれた一辺30センチほどの金属製の箱からベッド下に伸びたホースに空気が送られ、敷布団の一部が膨らみます。駅員たちによれば、「あまりに不快で起きてしまう」「目覚まし時計よりも威力がある」と言います。複数の同僚が寝ている相部屋でも、静かに目を覚ませます。 製造・販売するのは山口県下関市の新光電業。従業員約50人の機械メーカーです。起床装置の誕生は約50年前にさかのぼります。 国鉄