みなさんこんにちは。 第二技術部の張です。 今回は、パワーデバイス、パワーモジュールなどのパワー半導体のスイッチング評価についてお話します。 パワー半導体のスイッチング評価は何のために行うのでしょうか? 理想のスイッチング動作は、ON/OFFする際に電流と電圧の遅れ時間がない状態、つまり電力損失の発生がないことですよね。 でも、パワーデバイスのスイッチング動作時は、どうしても遅れ時間が発生します。 また、配線の影響などでサージ電圧が発生し、定格以上になると破壊することもあります。 このように、パワー半導体のスイッチング評価は、スイッチング時間(立ち上がり、立ち下がり)やサージ電圧、電力損失などの実使用に必要な特性を確認するために行うのです。 それでは、スイッチング評価はどのような方法で行えばいいのでしょうか? 下図に示すIGBTモジュールの回路例と測定環境例を用いてご説明します。 DC電源