ファイン・ピッチのICや表面実装部品の普及に伴って,試作や実験の段階からプリント基板を起こさなければならない時代になってきました.また,システム・クロックの高速化が進むと,プリント基板のパターン設計が回路の性能を左右するようになります.回路設計者自らがプリント基板の設計を行う必要性が高まってきています. 本書は,パソコン用のプリント基板設計CAD “EAGLE”を使用して,回路図の入力から部品を配置して,配線を行うまでの手順について,実例を示しながら具体的に解説しました.CAMデータを生成すれば,基板業者へ発注するためのデータ・ファイルも揃います.付属CD-ROMには,評価目的や非営利目的ならば無料で使用できるEAGLE Lightを収録してあります. 目次 まえがき 第1章 EAGLEの概要 ~インストールと全体のオプション~ 1.1 Windows環境へのインストール プログラムのダウ