地元の仏教会では毎年、老人ホームで法話を行う。 今年は私に法話の依頼があった。 老人ホームの会場には50人余りのお年寄りが着席。推定年齢層は70歳から90歳。 とりあえず様子を見るために冒頭でお笑い系のネタをひとつ。だが… 全くウケません。ピクリとも…(泣) 普通、話をすると多かれ少なかれ反応があるのだが、ここでは全然反応が返ってこない。これはかなり辛い… 他にもジョークとか、詩の朗読とか簡単な体操も準備していたが、全く自信が無くなったので一切カットして本題へ。 今回用意したテーマは『死んだらどうなるか』。 少し前に臨済宗の布教師さんの話を聞きに行った。 布教師さんは仏教で言い伝えられている死後の様子を話された。これが面白かったのである。 三途の河は渡る方法が三通りなので三途の河であるとか、死後7日ごとに冥府で裁きを受け、その裁きの度に本地仏という仏様が現れて弁護してくれたり、裁く方も浄玻