【あなたを忘れない 戦没者遺骨収集のいま】(1)アルピニスト・野口健さん (1/2ページ) 2009.2.3 08:25 ■国家のプライドの問題だ 「国のために命をなげうった人たちじゃないですか。国の責任で帰すのは当然のこと。国家としてのプライドの問題だ」 最近、いろんな機会をとらえて遺骨収集の問題を訴えている。NHKの番組で「話したい」というと、最初は渋っていたディレクターもカットをせずに放送してくれた。異例のことである。活動を知って、資金援助を申し出てくれたスポンサーもあった。「それは、やらなくちゃいけないよね」と。 昨年、超多忙のスケジュールを縫ってフィリピンへ2度、渡った。熱帯のジャングルの洞穴で放置されたままの無数の遺骨を目の当たりにした。きれいな歯が残っていて、20歳前後と思われる遺骨も多い。「故郷に帰りたかっただろうな」と思うと胸が詰まった。 海外での戦没者の5人に1人強(
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