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仏教入門 第25講：住職になるには（僧侶の育成制度） 密蔵院弘道会 奥野 真明 真言宗智山派に所属する寺院の住職になるための資格のことを、宗派内では教師資格と呼んでいます。一説によるとこれは明治時代に内務省が宗教者を登録制にし教導職という資格を与えていたことから由来しているようです。大体の見分け方ですが、法要の時に、黒い衣を身につけている人が修行者（未教師の僧侶）で、緋、紫、萌黄、浅黄、木欄などの色のある衣を身につけている人が資格を有している僧侶つまり教師となります。この教師資格を所有している者が住職として、智山派から任命されるシステムとなっています。資格がなければ、たとえ住職の子で僧侶だとしても跡を継ぐことはできません。現在、この資格を取得する方法に大きく２つあります。 １つめは、高校を卒業し総本山智積院内に設置されている智山専修学院または大本山成田山新勝寺内に設置されている成田山勧学院
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