世界三大漁場の一つである三陸漁場と典型的なリアス式海岸を持ち、漁業の盛んな岩手県大船渡市。太平洋に面した三陸町は、背後を北上山地より連なる尾根によって隔絶され、昔から“陸の孤島”と呼ばれてきた。そんな土地の小さな港と、そこで働く若い漁師たちが今、にわかに注目を浴びている。ホタテの養殖業を営む彼らが、自慢のホタテを一人でも多くの人に食べてもらおうと、全国的にも珍しい『活ホタテの直販』を始めたところ、全国から注文が相次ぎ、一躍大盛況となったのだ。そんな彼らの取り組みを紹介しよう。
農林漁業をやってみよう
世界三大漁場の一つである三陸漁場と典型的なリアス式海岸を持ち、漁業の盛んな岩手県大船渡市。太平洋に面した三陸町は、背後を北上山地より連なる尾根によって隔絶され、昔から“陸の孤島”と呼ばれてきた。そんな土地の小さな港と、そこで働く若い漁師たちが今、にわかに注目を浴びている。ホタテの養殖業を営む彼らが、自慢のホタテを一人でも多くの人に食べてもらおうと、全国的にも珍しい『活ホタテの直販』を始めたところ、全国から注文が相次ぎ、一躍大盛況となったのだ。そんな彼らの取り組みを紹介しよう。
農林漁業をやってみよう
今回の特集の舞台は愛媛県宇和島市。愛媛県といえば、例年みかんの生産量で国内１、２位を争うなど言わずと知れた柑橘系の産地だが、宇和島市はその中でもトップクラスを誇る。そんな当地で11月21日（金）〜24日（月）にかけて、農家民泊をしながら農作業の手伝いをする体験イベント、『宇和島シーズンワーク』が開催された。収穫で柑橘農家にとって一年で最も忙しいこの時期に、農業やＵ・Ｉターンに関心のある都会の若者たちが、ボランティアで手伝いをし、地元の人たちとともに汗を流す――農家にとっても参加した若者たちにとっても有意義この上ないものだ。そんなイベントの初日の様子を取材した。 町の９割を広大な山々に囲まれた和歌山県日高郡日高川町。備長炭の生産量で日本一を誇るなど林業の盛んなこの地域に、３年前ひとりの若い女性がやって来た。山形県出身の庄司さとみさんは、子供の頃から山を愛し、ついには山で働きたいという夢を抱き
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