あっという間の越冬1年間 1/5 第51次南極地域観測隊越冬隊員(国立極地研究所・東京学芸大学大学院) 木村嘉尚 幸せになれる「グリーンフラッシュ」 沈む太陽 1月は晴れの日が少なく、観測史上で一番日照時間が少ない1月となりました。このため、例年なら雪はほとんど解けているのですが、今年は残雪が多い昭和基地の夏です。 1月20日に白夜が終了し、晴れた日は太陽が沈む瞬間にほんの短時間だけ緑色や青色の光を放つ「グリーンフラッシュ」や「ブルーフラッシュ」を見ることができました。 写真は、遠くの島の向こうに太陽が沈んだ瞬間です。南極の大気が非常に澄み切っているから現れる現象で、「見た人は幸せになれる」とも言われており、南極でもブルーはとても珍しいそうです。皆さんにも、写真で幸せのお裾分けをします。 次は>>一つ一つを丁寧に引き継ぎ