大分県国東市で、振り込め詐欺の捜査に協力していた80代の女性が、警察官が立ち会っていながら銀行のATMから誤っておよそ100万円を振り込んでしまい、警察は女性に謝罪するとともに被害を賠償しました。 女性は前の日にも同じ内容の電話を受け、およそ100万円を振り込んでいたため警察に相談し、警察は振り込め詐欺とみて、男の口座番号を割り出して直ちに口座を凍結するため女性にだまされたふりをするよう捜査協力を求めました。 ATMに27歳の巡査が立ち会って、男から女性への電話の指示をイヤホンで聞き、口座番号を告げられたところで振り込みの手続きを止めさせる予定でしたが、巡査が会話のやり取りに気を取られていた隙に、女性は誤っておよそ100万円を振り込んでしまったといういうことです。 大分県警察本部は、警察側の不注意が被害につながったとして女性に謝罪するとともに、国家賠償法に基づいて2日までに被害を全額賠償し