メッシとエトーのポジションチェンジというグアルディオラの秘策が6−2という大勝につながった【Real Madrid via Getty Images】 “レアル・マドリーの逆襲”のはずのクラシコ(伝統の一戦)から一夜明けて、2−6の大敗に、マドリーはバルセロナのサッカーへの賛美に溢れている。「真実のフットボールと嘘のフットボール」と形容する、“その「嘘」を膨らませ言いはやしたのは誰だったのか?”と問い詰めたくなるようなメディアもある。 とはいえ、私も1−1あるいは2−1でレアル・マドリーが勝つチャンスもあると考えていたので、昨夜の6ゴールには驚いた。結局、両チームの差は「個人能力の差」→「チーム力の差」→「チーム作りの一貫性の差」だと思うが、ここではもっとディテールに、戦術家としてのグアルディオラにスポットを当てたい。彼の記者会見、ミックスゾーンで聞いたエトーの発言に見るべきものがあった