【テヘラン支局】ドーハで開かれていたワシントン条約締約国会議は18日午後(日本時間同日夜)、モナコが提案した大西洋(地中海含む)産クロマグロの国際取引禁止案を第1委員会で討議し、リビアが反対を表明後に採決を求める緊急提案を出し、即日採決の結果、賛成20、反対68、棄権30で否決した。 同案は米国や欧州連合(EU)などが賛成したが、日本、中国、韓国、豪州のほか中東、アフリカ、中南米諸国の多くが反対に回ったとみられる。会議終盤に開かれる全体会合で再投票が行われる可能性もあるが、委員会での決定が覆った前例は少なく、最終的に禁輸案の採択は見送られる公算が大きくなった。