Appleはあるセキュリティ脆弱性を抱えていた。それは、ハッカーがそれを悪用して、他人の「iPhone」を完全に乗っ取り、ユーザーに怪しいリンクをクリックさせたり、マルウェアをダウンロードさせたりする必要もなく、写真の表示から活動のリアルタイム監視にいたるまでのあらゆる操作が実行可能になる、というものだった。 ほとんどのマルウェアにおいて、ハッカーは、なりすましの電子メールや有益であるかのように装ったアプリなど、何らかの方法でユーザーを欺く必要がある。だが、この「iOS」エクスプロイトに必要なのは、標的となるユーザーがWi-Fi範囲内にいることだけだと、GoogleのProject Zeroに所属するセキュリティ研究者のIan Beer氏は米国時間12月1日のブログ記事で説明している。 このような類の脆弱性は、Appleのような企業にとって最大の脅威であると考えられている。同社は、2019
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