札幌市は、ワクチン接種に関連する予算を67億円オーバーしたと発表しました。原因は職員がシステムへの入力を怠ったためと説明しています。 札幌市は当初、ワクチン接種のために105億9200万円の予算を計上していました。 しかし、実際は、予算を67億5200万円多い、総額173億4400万円の契約をしていました。 この予算は、主に集団接種会場を運営するための会場費や人件費に使われていました。 札幌市では、予算の執行状況を財務会計システムで管理していますが、今回は、複数の職員が、業者と結んだ契約金額を、このシステムに入力するのを怠っていました。 このため、契約した金額の総額を誰も把握できないまま、新たな契約を重ね、支出が膨らんでいったといいます。