世界的な食料危機が表面化する中、いま中国全土で公園などをコメや小麦などを作る「耕作地」へ切り替える動きが進められています。突然、育てた作物を当局に強制的に廃棄されるなど、各地でトラブルも起きているようです。背景にあるのは、習主席の“鶴の一声”でした。 ◇ 5月に中国の広西チワン族自治区で、バナナ農家の女性が泣き叫び、苦情を訴える様子が撮影され、SNSに投稿されました。育てていたバナナを突然、当局から強制的に廃棄されたといいます。 バナナ農家の女性 「今年の収穫まで待って! 私を死なせたいの? 大学生の子どもが3人もいるのよ!」 また、湖南省で当局とショウガ農家がもめている映像も。当局は先月、ショウガを稲に植え替えるよう指示。これに激怒した農民たちと小競り合いになったのです。 ◇ いま、中国でいったい何が起きているのでしょうか。17日、私たちは中国内陸部の都市、四川省成都を訪ねました。 記者
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