「最後の特攻機」とされる旧日本海軍の艦上攻撃機「流星」の風防が八代市で見つかったと戦争遺跡の発掘や保存・活用を進めている県内の市民グループが23日、発表した。同市にあった民間軍需工場で製造され、ほぼ完全な形を保っていた。流星の機体や部品類が国内で確認されたのは初めてという。 見つかったのは流星の操縦席を覆う風よけ。全長4・1メートル、最大幅と最大高各80センチの大きさで、主な素材はアクリルガラスとジュラルミン。六つのパーツのうち、一つが欠落していたが、内部にある木製の取っ手も残されていた。 熊本産業遺産研究会前会長の松本晉一さん(68)と熊本の戦争遺跡研究会理事の高谷和生さん(59)らが記者会見し、公表した。
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