巨人が、広島の長野久義外野手(37)をトレードで獲得することが2日、分かった。交換要員は発生しないとみられる。関係者によれば、慣れ親しんだ「GIANTS」のユニホームで残りの現役生活を全うさせたいという両球団の親心が合致し、5年ぶりの電撃復帰という形になったもようだ。 長野は06年(日本ハム)、08年(ロッテ)と2度のドラフト指名を断り、09年ドラフト1位で念願の巨人入りを果たした。ルーキーイヤーの10年は新人王を獲得し、翌11年に首位打者。12年にはチームメートの坂本と最多安打のタイトルを分け合い、12~14年のリーグ3連覇に主力として貢献した。だが、4年連続V逸に終わった18年オフに、巨人はFAで丸を獲得。その際、28人のプロテクトから外れていた長野が人的補償として広島へ移籍することとなった。 新天地では主に代打の切り札として活躍し、20年には代打で打率4割4分と驚異的な勝負強さを見せ